防災啓発の新たな取組として「日常から災害に備える!健康と安全のための防災プログラム」の提供を開始 ~「防災×健康づくり」がテーマのウェビナーも10月22日に開催予定~
当社は、地域社会の安全・安心に貢献するため、これまで26の自治体と防災協定を締結し、防災イベントへの協力などを通じて地域防災の支援を行ってまいりました。
このたび、当社はより多くの方々に防災の重要性を伝えることを目的に、専門家の監修のもと新たな防災啓発プログラムを策定しリーフレットとして、自治体等や住民向けに提供を開始しました。また、10月22日には、防災と健康づくりをテーマとしたウェビナーを自治体の方に向け開催予定です。
防災と健康づくりを融合させた新たなアプローチにより、誰もが“自分ごと”として防災を捉え、継続的に取り組むきっかけを提供します。
■開発の背景
近年、地震や豪雨などの自然災害が頻繁に発生し、その被害もより深刻化する傾向にあります。こうした状況の中で、地域住民一人ひとりが日頃から防災意識を高め、災害への備えを行うことの重要性がますます高まっています。
当社は自治体と連携しながら、災害時の避難場所としてのスポーツクラブの施設開放や、自治体で開催される防災イベントへの出展を通じて、地域防災の強化に取り組んできました。これらの取組で培った知見と経験を活かし、より多くの方々に防災の重要性を伝えることを目的として、日常生活の中で自然に防災意識を高められる新たな啓発プログラム「日常から災害に備える!健康と安全のための防災プログラム」を専門家の監修のもとリーフレットにまとめ、自治体や地域住民向けに提供を開始しました。
■プログラムの概要
災害関連死を防ぐためにトイレ(Toilet)・キッチン(Kitchen)・ベッド(Bed)を48時間以内に整備すること(TKB48)の重要性や、防災に関するリテラシーを深めることなどに加え、エコノミークラス症候群を防ぐためのストレッチを含め、普段からできる準備を行えるようになることを目的としています。
【プログラムの内容】
・監修医より~防災のポイント~
・災害関連死を防ぐTKB48
・生活不活発病を防ごう
・エコノミークラス症候群について
・エコノミークラス症候群予防のためのストレッチ
・普段から行ってほしいストレッチ&トレーニング
令和7年 福島県田村市避難所宿泊体験におけるプログラム提供の様子
■プログラムの監修者
日本赤十字社 医療事業推進本部 参事監
一般社団法人 避難所・避難生活学会 常任理事
植田 信策氏
元石巻赤十字病院副院長
東日本大震災後、被災地避難所や仮設住宅での二次健康被害防止のための生活環境改善と生活不活発病対策に取り組む。
以降の災害においても、避難所環境改善のためのTKB48を提唱し、実践を図っている。
■ウェビナー開催概要
プログラム監修者の植田 信策氏を講師に迎え、防災と健康づくりをテーマにしたウェビナーを開催します。本ウェビナーでは、被災者が人としての尊厳を保つことができるよう、避難生活の質を高め、被災者が自立し、意欲的な避難生活を送れるようになるための支援の在り方について考えます。
「【防災×健康づくり】災害関連死ゼロを目指す!被災者の意欲的な避難生活を支える支援とは」
・開催日時:10月22日(水) 14:00~15:00
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